社会人サークルに入ってみたいけど、危ない噂を聞いたことがある。
少し怖いな、と社会人サークルへの加入を戸惑っている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、社会人サークルは危ないのか、もし社会人サークルで危険な目にあったらどうすればいいのか、危ない社会人サークルの見分け方を中心にご紹介します。
もし、気になる社会人サークルがあれば、参考にされてください。
社会人サークルに入る目的は?
社会人サークルが危ないという噂や口コミがあるのは事実です。
ただ、多くの社会人サークルは健全に運営されていますので、あまり疑心暗鬼になる必要はありません。
そもそも社会人サークルとは
社会人サークルとは、趣味や目的を同じとする社会人が集まって活動するグループのことです。
一般的に運営者がおり、会社が提供するイベント参加型のサークルと、一般の方が非営利目的で運営しているものに分かれます。
スポーツや趣味、学習、遊びなど様々な社会人サークルがあり、参加者は生活圏が同じエリアであることが基本になります。
社会人サークルの利用者層
日本最大級の社会人サークルプラットフォーム「つなげーと」では、11万人が登録しており社会人サークル活動をしているそうです。
イベント参加する年齢層は34歳以下の人が80%以上を占め、新しい仲間づくりをしています。
就職や転職で環境が変わり友達作りがしたい方、趣味を深めたい方や新しいことにチャレンジしたい方、独身で恋人探しをしたい方などが中心になっています。
社会人サークルが危ないと言われている理由
では、そのように趣味や友達作りを楽しむ社会人サークルが、なぜ危ないと言われているのかを見ていきましょう。
先ほどもお伝えしたように、ごく一部の悪質な社会人サークルや会員のみであることは覚えておいてくださいね。
マルチ商法や宗教などに勧誘されるケースがある
マルチ商法や宗教の勧誘グループが運営している社会人サークルも稀にあります。
学習系サークルに行ったらカルト宗教の勧誘だった、料理系サークルに行ったら商品を売りつけられたなど、口コミなどで見かけたことはないでしょうか?
また、健全に運営している社会人サークルに、そのような人物が紛れ込んでいるケースもあります。
親切に近づいてきて連絡先を交換したら副業を持ちかけられた。仲良くなったら、凄い人を紹介するからと言われた。など、サークルのルール違反にも関わらず勧誘を受けることがありますので注意しましょう。
入会費など高額請求される可能性がある
参加費や入会金を高額請求したり、高額な商品を購入させたりする社会人サークルもあります。
交流会やイベントに参加した際、退出できずに飲食費を高額請求される。イベントで使用した高額商品を押し売りされる。
このようなことが稀に起こっています。
まずは参加する前にどのような運営が開催しているイベントなのか、架空の団体ではないのかをチェックする必要があります。
ナンパや軽い出会い目的のみで利用されている危険性がある
男女の出会いが目的の社会人サークルはありますね。
もし、恋活や婚活がしたいなら、男女の出会い目的の社会人サークルを選べばいいでしょう。
ただ、飲み会中心のサークルの中には、強制わいせつや軽い遊び相手を探しているものもあることは覚えておいた方がいいと思います。
また、出会いを目的としていないのに、しつこくナンパされることもあります。
このような迷惑行為にあった場合は、運営に連絡して対処してもらうといいでしょう。
危ない社会人サークルに良くある不審な特徴
では、どのような社会人サークルが危険なのでしょうか?
事前に危ない社会人サークルを見抜く方法、不審な特徴をご紹介します。
サークルの活動内容が不明瞭
まずは、サークルの活動内容や目的がはっきりと記載されていないものはやめておきましょう。
社会人サークルは主に、スポーツや趣味など一つの物に焦点を当てています。
公式サイトやSNSをチェックしても、活動内容がはっきりしない場合は危ない社会人サークルの可能性があります。
規則・ルールが記載されていない
社会人サークルの利用規約や入会条件を見ると、サークルの規則やルールが記載されているのが一般的です。
規則やルールに則って運営する必要があるため、利用条件をはっきりさせておかなければなりません。
また、入会時に規則やルールの説明があり、同意がなければ入会することはできません。
危険な社会人サークルは規約やルールが記載されていない、あってもごくわずかで曖昧、入会時の説明がない場合が多いです。
飲み会中心の社会人サークル
テニスサークルなのに飲み会ばかりのナンパサークルなどのように、本来の目的とは異なる飲み会中心のサークルもあります。
もちろん飲むことが好きな人が集まる飲み会サークルもありますが、ナンパ目的のためにバーベキューやキャンプなどで人を集める悪質なサークルもあります。
飲み会系のサークルに参加する際は友達と一緒であること、酔いつぶれないこと、信頼できるまでは人から渡されたお酒は飲まない、お酒は飲みほしてから席を立つなど安全面に気を配りましょう。
悪質な会員がいた場合、お酒に薬を混ぜられることも考えられます。
夢・希望・感謝・ご縁・成功などのキーワードを使っている
夢・希望・感謝・ご縁・成功と言えば、ポジティブなイメージで、あまり悪い印象は受けませんね。
ただ、マルチ商法ではこのポジティブワードを良く使って集客をしています。
学習系の社会人サークルで、このようなキーワードを使っているなら怪しいと思っていいでしょう。
最近は、投資や副業などを持ち掛けて資金を支払わせ、音信不通になる「モノなしマルチ」の被害が多くなっています。
投資や副業の話が出たらすぐに連絡を絶つこと、いつでも逃げられるようにしておくことが大切です。
新興宗教の勧誘も同様です。
不安を煽る、仲良くなり縁や感謝を訴えてくるのは新興宗教ですね。
徐々に洗脳される可能性もあるので、怪しいと思ったら関係を断った方がいいでしょう。
紹介・活動写真が派手過ぎる
社会人サークルの公式サイトやSNSでは、活動の様子を紹介している文章や写真を見ることができます。
- ハイブランド・現金・高級車など高価な物
- 見た目が派手な人物・若過ぎる集団
- 飲み会の写真ばかり
- 笑顔に違和感があるなど自然でない
このような写真がある場合は注意が必要です。
また、活動内容は不明瞭に加え写真が掲載されていない社会人サークルもやめておきましょう。
他の人を紹介してくる
「凄い人を紹介したい」「会わせたい人がいる」「一緒に〇〇へ行かないか?」
など、知り合ったばかりの頃に誘ってくるメンバーは、マルチやカルトと思っていた方がいいでしょう。
他にも、悩みや不満を聞いて来たり、夢を熱く語る人にも注意しましょう。
うっかりついて行ってしまうと、複数人に囲まれて勧誘されることになるかもしれません。
安全な社会人サークルを選ぶポイント
ご紹介したように、危険な社会人サークルは一定数存在します。
どのようにすれば安全な社会人サークルを見つけることができるのか、そのポイントをご紹介します。
気になっている社会人サークルを、しっかりとチェックしてみてください。
サークルの目的・内容がはっきりとしている
フットサルやバドミントン、テニスなどのように、スポーツ系でもサークルの目的がはっきりし、それに則って活動しているものは健全に運営している社会人サークルであることがほとんどです。
文化系趣味サークルも同様ですね。
たまに定例会で飲む、イベント後に打ち上げするなどは通常ですので気にする必要はありませんし、慣れるまで行く必要もありません。
ですが、サークルの目的と異なり飲み会ばかりなら、注意した方がいいでしょう。
マルチ商法・勧誘を禁止している
社会人サークルの公式サイトに「マルチ商法・宗教などの勧誘」「しつこいナンパ」を禁止している文言があることを確認してください。
ルールや規約として禁止している場合、運営が厳しくチェックし排除する姿勢があると言うことです。
もしもそのような行為をする会員に出会っても、運営に連絡をすれば必ず対応してくれるでしょう。
活動履歴や実績をチェックする
しっかりと活動している社会人サークルは、活動履歴や実績を公式サイトなどに掲載しています。
どのくらいの頻度で活動しているのか、またその内容を確認するといいでしょう。
今後の予定やイベントのお知らせも同時に見てみて、怪しい部分がないかチェックしていきましょう。
口コミや写真に不審な点がないか確認する
SNSやポータルサイトで口コミをチェックします。
社会人サークルへの参加者、見学者など第三者の評価を参考にしてみましょう。
メンバーが良すぎる口コミをしていることも考えられますので、口コミ主と社会人サークルとの関係性も考慮した方がいいですね。
先ほどもご紹介したように、サークルの活動がわかる写真は重要なチェックポイントになりますよ。
サークル見学・体験を利用する
まずは、サークルの管理者にメッセージを送り、どのようなサークルなのかを確認します。
返信された文章に違和感がないか、妙に馴れ馴れしくないか、言葉遣いもチェックしていきましょう。
希望する内容、文章に違和感がなければ、サークル見学や体験を利用して少しだけ参加してみます。
その際に、無理な勧誘を受けないか、提供された情報に間違いはないのかしっかりと確認してください。
出会い目的で社会人サークルを利用するのは危ない?
男女の出会いを目的とした社会人サークルもありますね。
出会い目的で利用するなら、そのようなサークルを選べば全く問題はありません。
ただ、出会い目的でないある目的に特化した社会人サークルで男女の出会いを求めると、トラブルに発展する可能性があります。
男女の出会いを目的としていないサークルメンバーに嫌われる
男女の出会いを目的としない社会人サークルで出会いを求めると、それを目的としていないメンバーから嫌われてしまいますね。
自然に出会ってお付き合いに発展するのは、もちろんいいことですし何の問題もないでしょう。
ただ、しつこくナンパしたり、プライベートな事を根掘り葉掘り聞き出すようなことをしてしまうと、そのサークルに居づらくなってしまいます。
既婚者や未成年者と出会う可能性がある
社会人サークルには、独身だけでなく既婚者ももちろん参加しています。
身分証の提出義務がないサークルですと、未成年者も紛れ込んでいるかもしれませんね。
既婚者とお付き合いしてしまうと、サークル内で問題になるだけでなく、相手の家庭や自分の将来設計も壊れてしまうかもしれません。
恋活や婚活の出会い目的だと効率が悪い
出会い目的でない社会人サークルで出会いを探すと、上記のような問題もあり恋活や婚活には不向きだと言うことがわかると思います。
じっくり時間をかけてでも、趣味が同じ人と出会いたい。自然に知り合いたいなら社会人サークルを選ぶのも悪くないでしょう。
そうでなければ、同じ趣味を持つ相手をマッチングアプリで探したり、出会いを目的とした社会人サークルを利用するといいですね。
社会人サークルで危険な目にあったときの対処法
では実際に、社会人サークルで危ない目にあったらどうすればいいのか、最後にご紹介しておきます。
事前に下調べをして怪しいと感じなかったとしても、実際に見学してみなければわからないこともありますので注意してください。
入会手続きは絶対にしない
体験や見学をして少しでも怪しい点があれば、入会手続きはしないようにしましょう。
しつこく勧誘された場合は、次に約束している用事があるなどと理由をつけて離れるようにしてください。
入会してしまうと、多額の会費を請求されたり、セミナーに誘われることになってしまいます。
一人で社会人サークル体験や見学はしない
勧誘にあったとき断る自信がないなら、友達と一緒に見学に行きましょう。
複数人に囲まれても、二人なら切り抜けることができるでしょう。
もしもに備えて、事前に打ち合わせをしておく。できるだけ気の強い友達だといいですね。
サークル運営者に連絡する
サークル内でマルチやカルトの勧誘を受けたりしつこくナンパされた場合は、サークル運営者にすぐに連絡しましょう。
相手にして揉め事になるより、サークル運営者に間に入ってもらった方がいいですね。
ただ、サークル自体がマルチやカルトだった場合は、運営者に連絡しても事態はひどくなるばかりでしょう。
その際は、警察に相談した方がいいですので、警察相談専用電話「#9110」番に連絡してみてください。
危険を感じたら逃げる
雰囲気がおかしい、不審な点があった際はすぐにその場を離れるようにしてください。
トイレに行くふりをする、電話がかかって来たふりをするなどして逃げてしまいましょう。
怪しい、帰る、など相手に伝えてしまうと、相手の態度が変わり脅しをかけてくるかもしれません。
そうなる前に、さっとその場を離れましょう。
一切連絡は取らないようにする
電話番号やLINEを教えてしまった場合は、着信拒否をして連絡は一切取らないようにしましょう。
カルトの場合も同様に、警察相談専用電話「#9110」番に相談してみてください。
住所を知られてしまったなど不安に思うこともあるかもしれません。
警察相談専用電話では警察で対応しきれない場合、専門の相談機関を紹介してくれますのですぐに連絡してみましょう。
まとめ
健全に運営している社会人サークルが多い中、やはり一部のサークルや会員に悪質な行為をするものがあります。
自分がしたいことから、まずは専門に行っている社会人サークルを見つけてください。
その後は、ご紹介したようなチェック方法で危なくないか確認します。
どうしても不安なら友達と一緒に参加する、逃げられるよう準備をしておくなど対策をしておくといいですね。
事前の調査が大切ですので、参加する前に運営者とコミュニケーションを取り疑問を解決してください。
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